参加予定の研究会や、学会などの詳細をお伝えします。
2026/7/4
第17回 建築論研究会ワークショップ
第17回建築論研究会ワークショップを行います。
【日時】2026.7.4(土)14:30-17:45
【場所】京都大学人文科学研究所分館(旧東方文化学院京都研究所)大会議室
見学会:14:30−15:30
発表①:15:30−16:15(発表30分・質疑15分)
発表者:林知樹(京都大学)
<石本喜久治の作品分析 ―論考との対照による解釈―>
発表②:16:15−17:00(発表30分・質疑15分)
発表者:猪股圭佑(京都大学)
<東方文化学院京都研究所の空間構成>
発表③:17:00−17:45(発表30分・質疑15分)
発表者:杉山真魚(岐阜大学)
<蔵田周忠の建築論>
【テーマ解題:作家研究の展望】
今回のWSでは、1920〜30年代の近代建築に関する研究に焦点をあてる。100年前の建築論や建築作品を、現代においていかに論じ、再評価しうるのか──その意義と限界について意見交換を行う。
本WSが対象とする時代は、「分離派」に始まる建築運動、「国際様式」の定着、「帝冠様式」による東洋的意匠の推進、さらには「数寄屋」や「民家」への関心という日本回帰の動きが交錯した時期である。そこでは、インターナショナリズムとナショナリズム、モダニズムとリアリズムのあいだで、建築家たちが試行錯誤を重ねていた。
我々はこの時代から何を汲み取るべきだろうか。史実の再確認にとどまるのか、それとも作家の思考や制作の原理に迫るのか。あるいは、現代に応用可能な視座や方法を見出すことができるのか。本WSでは、作家研究の可能性とその射程をあらためて問い直したい。
(杉山真魚)
2026/7/1
特別講義 本間智希(建築史家、一般社団法人 北山舎 代表理事、下鴨ロンド主催)
「地域らしさを磨くためのリサーチとリノベーション
ー北山舎と下鴨ロンドの試みを通してー」
京都大学建築学科三回生講義「建築論」にて特別講義を行います。
【日時】2026.7.1(水)13:15-14:45
【場所】京都大学吉田キャンパス 総合9号館 N8教室
入場無料、予約不要
問合せ:[email protected](猪股圭佑)
2026/6/5
【日時】2026.6.5(金)17:30-18:45
【場所】関西日仏会館(京都)1階 稲畑ホール
入場無料、要予約
2026/5/23
日本建築設計学会 研究発表会
日本建築設計学会の研究発表会を行います。
参加ご希望の方は、下記までご連絡ください。
中村景⽉(京都⼤学⽥路・猪股研究室 助教)
【日時】2026.5.23(土)13:30-17:30
【場所】京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W409室
【発表予定】発表:(発表 30 分+質疑 15 分)
川⼈洋志(川⼈洋志建築設計事務所)
⾃然(ピュシス)としての建築に関する研究
―建築設計の理論的基盤としてのハイデガーとメルロ=ポンティにみる⾃然(ピュシス)概念の定式化
川⻄敦史(岡⼭⼤学学術研究院 環境⽣命科学学域 准教授/川⻄敦史建築設計事務所)
都市⽂脈における建築の「選択的物語化」に関する意匠計画論的研究
─多様な価値の継承:第五期歌舞伎座の事例分析を中⼼に─
⻄村拓真(⽇本設計 建築設計群)
都市再開発における『中間職能』の形成史
―RIA ⼤阪における実践と再開発プランナー・CMr の成⽴―
朴⽞淳(Laundry Rice)
⼟をめぐる⽇韓の建築思想─左官と泥匠の⽐較から導く「越境の⽪膚」
今村⽔紀(近畿⼤学 建築学部講師/miCo.)
多スケール的記述によるリノベーションと地歴の分析
─奥沢の住宅の事例を対象として─
2025/12/06
第16回建築論研究会ワークショップ
【テーマ】作家研究と建築論
建築論研究においては,森田慶一のウィトルウィウス研究を嚆矢として,これまで数多くの作家研究がなされてきた。それらは,たんに各々の作家の個別的な特性を解明することにとどまらず,それを研究する各々の研究者の建築論的関心を反映するように,時代性や地域性を超えて,研究対象と研究者とのあいだで唯一無二の共鳴を生み出している。いわば作家研究とは,作家と研究者が互いに呼び寄せ合うようにして生み出された,重層的な制作論と捉えることもできるであろう。今回は,建築家を主題として問いを展開している研究者を発表者に迎え,互いの研究方法の固有性や,作家研究の意義について,ひろく建築論という研究分野全般からみた位置づけを顧みつつ討論したい。討論をめぐっては,かつてこうした作家研究の横断的な見取り図を拓くさきがけとなった,『新建築学体系6 建築造形論』(1985)を共通の下絵としつつ,そのなかでも加藤邦男の「建築論素描──ヴァレリーの対話篇『エウパリノスまたは建築家」を巡って」が示唆する作家研究の多層的構造を概観し,これを今回の主題解説と読み替えたたうえで(発表①:朽木),日本および西洋の近代建築家研究に携わる2名の研究者(発表②:近藤,発表③:松井)による近年の成果とそれらを切り結ぶ問いの基底や制作論への接続などについて,展望の共有を試みたい。(朽木順綱)
【日時】2025.12.06(土)14:30-17:30
【場所】京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
【発表予定】発表①:14:30−15:15(発表30分、質疑15分)
発表者:朽木順綱(京都工芸繊維大学)
<加藤邦男✕ヴァレリー研究>
発表②:15:20−16:05(発表30分、質疑15分)
発表者:近藤康子(京都橘大学)
<堀口捨己研究>
発表③:16:10−16:45(発表25分、質疑10分)
発表者:松井健太 (追手門学院大学)
<アルド・ロッシ研究>
討論:17:00−17:30
「作家研究の建築論的展望」
ファシリテータ:猪股圭佑(京都大学)
2025/06/28
第15回建築論研究会ワークショップ
『建築論研究』第5号「テクトニック」の刊⾏に向けて、ご発表いただきます。
【テーマ】テクトニック
いまなぜテクトニックを建築論で問題とするのか。テクトニックとは、ギリシア語のtektonを語源とし、「結構」と訳された言葉である。元々は大工や建設者を意味する言葉であった。彼らの「技芸」がテクトニックと捉えられ、「事物を構築する美的判断」という意味が付加されている。それに対して、フランプトンはゼンパーの建築芸術の四要素である炉、基礎、骨組、被覆を取り上げた。さらにはその理論を発展させて、基礎に該当するステレオトミックと骨組みを意味するテクトニック(結構)を建築の原型とした。また、被覆を地域固有の文化として、建築の原型と共に現代建築への検討を適用可能としている。いわばテクトニックを考えることは、均質化から逃れるための一つの方法である。ここで、地域固有の風景・文化に共振する建築は可能だろうかという問いを立ててみよう。近年、増田友也について自然を論じた建築家として再評価する動向もあり、自然で構成される地域固有の風景と建築を考えることは極めて現代的な問題である。画一的な建築を嫌う批判的地域主義を支持する立場において、テクトニックは架構の骨組み以上の意味を持ち、空間を超え風景の質を確立する重要な要素となる。いままたテクトニックを問い、自然・風景の観点から建築論の分野を問い直そう。(木村智)
【日時】2025.06.28(土)14:30-17:30
【場所】京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
【発表予定】発表①:14:30−15:50(発表50分、質疑20分)
発表者:千代章一郎(島根⼤学)
タイトル:構造の閾域─あるいは「壁」の物質性
発表②:16:10−17:30(発表50分、質疑20分)
発表者:水上優(兵庫県立大学)
タイトル: モノの問いかけーライトにおける空間とテクトニック
2024/12/14
Another Point of View 02 建築を拡張する視座
日本建築設計学会主催の「Another Point of View 02 建築を拡張する視座」が開催されます。無料イベントですので、是非お越しください。
【テーマ】建築と庭園についての対話
日本には建築と庭園の深い関係の歴史がある。庭園は儀礼空間として、あるいは社交の場として使われてきたし、愉楽の場でもあり、宗教的精神世界の象徴でもあった。近年、気候変動の極端化とともに地球環境への関心が高まり、建築と庭園の関係のあり方がふたたび注目されている。今回のシンポジウムでは、庭園について論じた二人の建築家、堀口捨己と増田友也の論考を出発点として、建築家と作庭家とともに論議を繰り広げる。
【日時】2024.12.14(土)15:00-17:00
【場所】大阪中之島美術館ホール
【パネリスト】
西沢立衛(建築家、横浜国立大学大学院教授)、小川勝章(作庭家、植治 次期12代)
【コメンテーター】
大西麻貴、服部大祐、髙橋勝、萬代基介、多田正治、島田陽、光嶋裕介、遠藤秀平、竹山聖
【モデレーター】田路貴浩(京都大学大学院教授)、竹口健太郎(日本建築設計学会、近畿大学)
【主催】日本建築設計学会
【協賛】総合資格学院
2024/11/10
京都モダン建築祭
トークイベント「京都の前川國男から鳴門の増田友也へ~モダニズム建築の継承とは?」
ロームシアター京都の「京都モダン建築祭」初登場にあわせ、下川太一氏(京都会館再整備改修設計担当者)と田路貴浩(京都大学大学院教授)によるトークイベントが開催されます。ぜひお越しください!
【日時】
11月10日(日)16:00-17:30
【会場】
ロームシアター京都 サウスホール
【定員】
300名(先着)
【参加費】
一般 1,000円(税込)
学生 無料
建築祭パスポートをお持ちの方 無料
※お申し込みが必要です!
2024/6/15-16
旧鳴門市庁舎お別れイベント じゃあ、ね祭り
旧鳴門市庁舎は増田友也の設計で、1963年に建設されました。約60年にわたり市民に親しまれた建物は老朽化に伴い解体されることになりました。60年の感謝を込め、旧鳴門市庁舎とのお別れイベントを開催します。
⽇時:2024年6⽉15⽇(土) 10:00-17:00 6月16日(日)10:00-16:00
場所:旧鳴門市庁舎
お別れイベントの一環として、学生が中心となってダンボールを使った遊具を制作し、こどもひろばを開催します!そして、写真展「増田友也の建築世界 鳴門に息づく記憶」も同時に開催します。
入場は無料となっております。市庁舎を最後に見ることができる貴重な機会です、皆様ぜひお越しください!!
⽇時:2024年6⽉15⽇(土) 10:00-17:00 6月16日(日)10:00-16:00
場所:旧鳴門市庁舎2階
入場料:無料
企画:京都大学建築学専攻田路研究室
協力:徳島大学建築計画研究室・地震工学研究室
徳島大学建築サークルAUT
鳴門教育大学塩路研究室・曽根研究室
2024/5/25
連続研究会「建築論の問題群」第10回 都市/郊外
連続研究会、その第10回が、京都美術工芸大学 KYOBI ホールにて行われます。お申し込みの上、どうぞお越しくださいませ。
⽇時:2024年5⽉25⽇(土) 13:30−17:00
場所:京都美術工芸大学 KYOBI ホール
プログラム:
13:30 ~ 13:35 挨 拶 :田路 貴浩
13:35 ~ 13:40 趣旨説明:人見 将敏
13:40 ~ 14:10 講演1
阿部 大輔(龍谷大学 政策学部 教授)
「都市空間の分断を修復するバルセロナの試み」
14:10 ~ 14:40 講演2
片桐 悠自(東京都市大学 講師)
「都市のしるし アルド・ロッシ『都市の建築』を読む」
14:50 ~ 15:20 講演3
市原 出(建築家(i-chi.lab.代表取締役) 東京工芸大学名誉教授)
「近代郊外の成立と終焉」
15:20 ~ 15:50 講演4
金野 千恵(建築家(teco代表取締役) 京都工芸繊維大学名誉教授)
「都市周縁地域から考えるコモンズ」
16:00 ~ 16:50 ディスカッション:阿部 大輔、片桐 悠自、市原 出、金野 千恵(司会進行:香月 歩)
16:50 ~ 17:00 まとめ:藤原 学
2024/3/13
第12回 建築論研究会ワークショップ
『建築論研究』第5号「テクトニック」の刊⾏に向けて、ご発表をしていただきます。
⽇時:2023年3⽉13⽇(水) 13:30−17:20
場所:京都⼤学吉⽥キャンパス 総合9号館 W404室
Zoom:調整中
発表:
13:30−14:40(発表40分、質疑30分)
木村智(立命館⼤学)
ピエル・ルイジ・ネルヴィの戦貫期作品に対するリバースエンジニアリング研究
14:50−16:00(発表40分、質疑30分)
後藤武(後藤武建築設計事務所)
ヴィオレ=ル=デュクのエクレクティスム:様式論と構法のあいだで
16:10−17:20(発表40分、質疑30分)
北川佳子(FLOT/S建築設計事務所)
技術・歴史性・身体的経験の統合:カルロ・モリーノの山岳建築をめぐる考察
2024/1/19
北海道科学大学 工学部 建築学科
特別講義
増田友也の風景論 ─ 風景の自然・自然な場所 田路貴浩
2023/12/9
建築論の問題群 ラウンドテーブル04〈自然〉
日時:2023年12月9日(土)14:30〜17:00
場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 4階 W404室
2023/6/24
第10回 建築論研究会ワークショップ
『建築論研究』第4号「聖」の刊行に向けて、ご発表いただきます。
日時:2023年6月24日(土) 13:30−17:30
場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
発表:
13:30−14:50(発表40分、質疑40分)
田中明(武庫川女子大学)
建築的定位についての一考察
15:00−16:20(発表40分、質疑40分)
猪股圭佑(武庫川女子大学)
ビザンティン聖堂の壁画に描かれた山の意味について
16:30−17:30(発表30分、質疑30分)
林昭澄(京都大学・田路研究室M2)
増田友也における自然の観念 −「清浄本然なる山河大地」の解釈をめぐって−
2022/10/27
第9回 建築論研究会ワークショップ
最近、博士号を取得されたお二方に研究内容を発表いただきます。
日時:2022年11月27日(日) 14:00−17:00
場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
Zoom:
https://kyoto-u-edu.zoom.us/j/82873236095?pwd=d2tkZW15RHJYOWI0bFVIZTc2VGpGQT09
ミーティングID: 828 7323 6095
パスコード: 345005
発表:
川本豊(四條畷学園大学・非常勤講師)
日本古典文学にみる「住まうこと」の建築論的研究─建築論の京都学派の思索を通して─
早川小百合(京都大学大学院・助教)
シャルル=エドゥアール・ジャンヌレの「都市の構築」における都市形態論とその思想的背景
2022/10/20
博士論文公聴会の開催
下記のとおり、博士論文公聴会を開催致します。
発表者の門間光さんは、増田友也アーカイブの整備で中心的に活躍し、
2021年の増田展の企画にもたいへん貢献した方です。
そこで得られた知見を活かして、
増田友也研究室の万博計画を中心に風景論を考察されました。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
日時:10月27日 14時〜15時30分
発表者:門間光(国立近現代建築資料館 助教)
題目:増田友也による1960年代の建築作品における「風景」―万博計画を中心として―
場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター C2棟 213室
Zoom:
https://kyoto-u-edu.zoom.us/j/88425753134?pwd=K3RPaW5ycGM2ZVkxMXBBeWVXK2NYdz09
ミーティングID: 884 2575 3134
パスコード: 928599
2022/5/24
第8回建築論研究会ワークショップ「増田友也の思索と制作」
日時:6月26日 13:30−16:30
発表者:市川秀和(福井工業大学)、野村俊一(東北大学)、門間光(京都大学)
参加をご希望の方は下記までお知らせください。
Zoom接続先をお知らせします。
連絡先:早川 [email protected]
2022/05/18
学位論文公聴会の開催
講演者 : 早川 小百合
論文題目 :シャルル=エドゥアール・ジャンヌレの「都市の構築」における都市形態論とその思想的背景
日時 :6月16日(木)10時 ~ 11時30分
場所 :
桂キャンパス Cクラスター C2棟 213室
オンラインでも参加できます。必要なPWとURLをお知らせしますので、
田路([email protected])までご連絡ください。
2021/01/06~03/07
分離派建築会100年 建築は芸術家?
分離派建築会の展覧会が京都国立近代美術館で行われます。ぜひお越しくださいませ。
会期:2021年1月6日(水)~2021年3月7日(日) ※休館日:月曜日、1月12日(ただし1月11日は開館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(金、土曜日午後8時まで)
場所:京都国立近代美術館
主催:京都国立近代美術館、朝日新聞社
観覧料:一般…1500円 大学生…1100円 高校生…600円
詳細は
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2020/440.html
をご覧ください。
2020/03/27
シンポジウム「加藤邦男の建築世界」<延期されました:日時未定>
2019年3月に他界された加藤邦男先生は、建築家、研究者、教育者として数多くの業績を残されました。このシンポジウムでは、先生の仕事を振り返りながら、これからの建築論の新しい展開を考えます。あわせて同日、先生の代表作「積水化学⼯業 京都研究所」の見学会も開催いたします。
〈シンポジウム〉
日時:2020年3月27日(金) 13:30-17:30
場所:楽友会館2階 会議・講演室
主催:建築論研究会運営委員会
第1部 13:40-14:20
竹山聖(京都大学) ― ヴァレリー「エウパリノス」について
マルク・ブルディエ(国立建築大学パリ=ラ・ヴィレット校)
― 日仏交流について(フランスからのメッセージ)
〇コメント ― ブノワ・ジャケ(フランス国立極東学院)
第2部 14:30-15:45
田崎祐生(武庫川女子大学) ― ゲニウス・ロキについて
熊澤栄二(石川工業高等専門学校) ― 祭礼と景観
松本裕(大阪産業大学) ― 都市史研究について
〇コメント ― 水上優(兵庫県立大学)
第3部 16:00-17:15
ニコラ・フィエヴェ(効率高等実習院) ― 建築史研究について
千代章一郎(島根大学) ― ル・コルビュジエ研究について
田路貴浩(京都大学) ― 森田慶一研究―建築論のリノベーション
〇コメント ― 西村謙司(日本文理大学)
〈見学会〉
時間:10:00-11:30
場所:積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー京都研究所
(京都市南区上鳥羽上調子町2-2)
2019/12/08
第4回建築論研究会ワークショップ「建築の自然と聖」
近年、これまでに経験したことのないような⼤地震、⼤⾬、台⾵が、次々とわれわれの⽇常⽣活を襲っている。地質年代学で「⼈新⽣(アントロポセン)」という新しい時代区分が提唱されているように、⼈類が⾃然に与えるインパクトは急速に巨⼤化し、地球環境が⼈類に及ぼす反作⽤も加速度的に激甚化しつつある。建築とは、そもそも⾃然を基盤としつつも、⾃然に対抗する⼈⼯物の構築であったことを考えれば、これも⼈間の建築への意志の必然的な帰結なのだろうか。しかし⼀⽅で、建築史のなかで⻑く主題とされてきたのは宗教建築だったのであり、建築とは⼈間を越えた超越への畏怖、⾔い換えるなら「聖」の象徴でもあったことも思い出されるべきであろう。とくに⽇本では神社に⾒られるように、⼈為と⾃然の境界に建築が存在し、⾮・建築である⾃然を聖別する結界となっていた。⼈間の活動範囲が建築によって境界づけられ、⾃然は聖なる禁⾜地として保持されていたのである。こうした⼈間の活動の制限は、近代的理性によって切り捨てられるべき過去の迷妄であると、いまだなお⾔い切れるだろうか。森⽥慶⼀が建築の第四の価値として「聖」を付け加えた意味を、われわれはいまようやく理解できるように思える。
日時:2019年12月8日(日) 13:00─17:00
場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
セッション1『建築論研究』創刊号レビュー(13:30-14:50、発表12分/質疑8分)
- 水上優(兵庫県立大学)
- 熊澤栄二(石川高専)
- 近藤康子(京都橘大学)
- 黒田智子(武庫川女子大学)
セッション2「建築の自然と聖」(15:00-17:00、発表25分/質疑15分)
- 西村謙司(日本文理大学)「聖なる建築と自然」
- 杉山真魚(岐阜大学)「民衆の芸術と自然」
- 猪股圭祐(武庫川女子大学)「コーラ修道院聖堂におけるキリスト教会がによる空間構成―山に着目して―」
2019/12/07
連続研究会「建築論の問題群」第5回 <聖>
連続研究会、その第5回が、今度は岐阜のメディアコスモスにて行われます。
どうぞお越しくださいませ。
日時:2019年12月7日(土) 14:00─16:45
場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス おどるスタジオ
プログラム:
- 14:00-15:50 発表
- 長島明夫「今日における建築と日常と聖(常識を頼りに)」
- 岡北一孝「初期近代のサン・ピエトロ聖堂の再建と建築の『生』と『死』」
- 杉山真魚「民衆の芸術と『用美不二』」
- 西村謙司「日常・非日常/『聖』なる建築の意味」
- 16:00-16:45 ディスカッション・まとめ
2019/06/23
第3回建築論研究会ワークショップ「都市論への挑戦」
建築が周辺環境のなかで存在していることは言うまでもない。建築も世界=内=存在である。増田友也は世界=内=存在としての建築作品のあり方を風景として捉え、風景を生み出す手がかりをtopographyに求めた。そうして建築家が創造する理想的な美しい風景が、また居住者たちが共有するエスノスの風景となることが期待された。このように増田の都市論ないし地域計画論はあくまでも建築家の制作論から構想された。しかし、果たしてそれは「都市」に向き合ったものと言えるのだろうか。京都大学の建築論は制作論なら建築家の主体的自覚を、住まい論なら居住者の主体的自覚を起点としている。ところが言うまでもなく、都市はそのような主体的自覚に目覚めた建築家や居住者によってのみ構成されているのではない。無自覚な欲望や権力、暴力などがせめぎ合った「娑婆」ではないのか。主体的自覚を出発点とするかぎり、建築論が都市論へと展開するには大きな障壁が控えている。むしろ「娑婆」と真正面から向き合うべきではないのか。そうであれば建築論的都市論はどこに立脚し、なにをテーマとしうるのか。都市論への挑戦の壁は高い。
日時:2019年6月23日(日) 13:00─17:30
場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室
プログラム
セッション1 13:00-15:00(発表20分、質疑10分)
- 門間光(京都大学)「増田研究室による万博計画(1966)について」
- 下川勇(福井工業大学)「都市の現場から都市論へ ─ 都市の課題は都市論の課題になり得るか ─」
- 千代章一郎(島根大学)「都市への愛着」
- 田中明(武庫川女子大学)「集合的主体の(建築)制作論 <発問> ─ 近畿地方における大都市周辺地域の近代市街化形成をつうじて ─」
ディスカッション 15:00-15:25
セッション2 15:35-17:05(発表20分、質疑10分)
- 中村景月(京都大学)「京都東九条における都市組織の密集化と空隙化 ─ 土地の利用と所有からみた都市の動態 ─」
- 松本裕(大阪産業大学)「都市の建築論 ─ 他者性、場所性をめぐって ─」
- エリック・ルフェーブル(大阪産業大学)「都市の満ち引き ─ 大阪北河内の変遷(耕地化・工業化・宅地化)を巡るGIS解析 ─」
ディスカッション 17:05-17:30
2019/06/15
連続研究会「建築論の問題群」第3回 <自然>
二十世紀の建築論を振り返ってみると、「空間」「機能」「意味」「記号」「場所」「風景」「構築/脱構築」などたえず中心的なテーマがあった。これらのテーマのもとに活発な議論や批評が交わされ、新しい理論が登場し、新しい建築が生み出されてきた。ところが二十世紀が終わるとともにに「歴史の終焉」が語られ、時代はイデオロギーから実用主義へと移り変わり、思想や批評は影を薄めつつあるように見える。しかし建築を取り巻く状況の大きな変化は、新たな建築論や建築批評の登場を必要としているのではないだろうか。すでにアクチュアルな課題を指し示すいくつかのキーワードが浮かび上がりつつある。本連続研究会ではそうしたキーワードを毎回一つずつ取りあげながら討議する。今回は地球環境問題を見すえつつ、自然と建築の関係を考える。
――基調講演
入江正之 「天空へのいざない、成長するする樹木」
――発表
能作文徳 「人新世」
杉山真魚 「グリーン」
田路貴浩 「ピュシス」
――ディスカッション
コーディネーター 西村謙司
コメント 水上優 山村健
まとめ 藤原学
――開催概要
2019年6月15日(土)13:30-
京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館 国際交流ホールⅢ
定員50名
参加費 学生500円 / 学会員1000円 / 一般1500円
日本建築学会 建築論・建築意匠小委員会 主催
日本建築学会 近畿支部 建築論部会 共催
2019/05/25
連続シンポジウム「分離派建築会誕生100年を考える」第6回
分離派建築会の造形 ―建築と彫刻の交差―
――プログラム
田中修二 大正~昭和前期の彫刻家にとっての建築
大宮司勝弘 山田守の創作法――生涯貫いた曲線・曲面の変遷
菊池潤 石本喜久治の渡欧――創作の転換、彫刻への視線
天内大樹 分離派建築会の「芸術」――領域の確保と霧消
ディスカッション モデレーター:田路貴浩
――開催概要
2019年5月25日(土)13:30-
参加費無料/申込み不要(定員70名)
旧京都中央電話局西陣分局
分離派百年研究会主催
2018/8/5 第41回 北陸都市史学会 福井大会
都市のスラム化とスポンジ化 ー 京都東九条の変遷から居住の条件を考える
2018年度 第41回 北陸都市史学会 福井大会
日時:2018年8月5日(日)9:00~17:00
会場:福井県立歴史博物館 研修室・講堂
10:30~12:00 記念講演会(講堂)
田路 貴浩(京都大学工学部建築学科准教授)
2018/6/24(日) AIJ 日本建築学会近畿支部研究発表会
当研究室から5名発表いたします。
・ピエル・ルイジ・ネルヴィのオルヴィエートの飛行機格納庫に至る経緯 木村智
・戦前期におけう京都東九条の市街地拡張過程 中村景月
・京都大学増田友也研究室による日本万国博覧会会場計画(1966)
における人造湖の意図 門間光
・京都東九条築の都市組織の形成と変容 田中健一郎
・Creation of Architecture in Japan during 1910s
-an analysis of magazines of kenchikusekai 舒健碵
2018/6/16 連続シンポジウム『分離派建築界会誕生100年を考える』第四回
分離派建築会と建築における「田園的なもの」
開催日時:2018年6月16日(土)13:30~17:30
主催:分離派100年研究会
会場:京都大学楽友会館2階会議・講演室(京都市左京区吉田二本松町)
定員:100名(参加費無料/先着順)
テーマ:分離派建築会と建築における「田園的なもの」
主旨:分離派建築会が発足された当時、社会にはデモクラシーの潮流が現れたり、ロシア革命に後押しされて社会主義思想が隆盛をみたりするなど、「大衆」や「民衆」に即した種々の主義や主張が生まれた。社会や精神の「改造」が叫ばれ、人々の眼差しは新しい都会・都市と伝統的な田舎・地方の両者に向けられた。本シンポジウムでは、分離派建築会のメンバーが新しい創作を標榜しつつも、堀口捨己の「紫烟荘」、瀧澤眞弓の「日本農民美術研究所」、蔵田周忠の一連の田園住宅など、民家(農家)に着想を得たと考えられる作品を残していることに注目する。「田園的なもの」「地方的なもの」がかれらの建築制作のモティーフに数えられたのは、刻々と変化する日常生活に対するひとつの応答であり、そこには表層的な模倣を超えた意味があったと考えられる。近代建築の多様化と均質化の中でかれらが摂取した地方性の問題について、分離派建築会の活動と同時期に創始された民藝(=民衆的工藝)運動も視野に入れながら検討したい。
進行:本橋仁(京都国立近代美術館)
開会:市川秀和(福井工業大学)
第1部 各論発表
杉山真魚(岐阜大学):「田園」をめぐる思想の見取り図
菊地潤(オガワホーム):瀧澤眞弓設計「日本農民美術研究所」
鞍田崇(明治大学):ノイズとしての「田園」―民藝運動とその時代
田路貴浩(京都大学):堀口捨己のまなざしと心性
第2部 ディスカッション
都市と田園、あるいは田園都市
パネリスト:杉山真魚・菊地潤・鞍田崇・田路貴浩
モデレーター:岡山理香(東京都市大学)
閉会:加藤耕一(東京大学)
問合先:京都大学田路研究室 [email protected]
第98回 日本建築学会近畿支部建築論部会講演会
今回は最近博士学位を取得された若手研究者の方に研究成果をご発表いただきます。
主催:日本建築学会近畿支部建築論部会
協力:建築論研究会
日時:2018年5月12日(土) 13時30分─17時
場所:大阪工業大学梅田キャンパス(詳細は後日お知らせいたします)
発表:
ー 郭聖傑(京都大学 JSPS外国人特別研究員)
「台湾建築家王大閎の建築作品における「中国性」の観念」
- 三木勲(京都造形大学 非常勤講師
「アルベルティの建築理論における表現媒体を示す言葉と概念につい ての研究 ― lineamentum を中心に ―」
コメンテーター: 西田雅嗣(京都工芸繊維大学)、西村謙司(日本文理大学)
建築論研究ワークショップ「新しい建築論の課題を探る」
建築論の新たな課題として、今回「生活圏研究」を提案いたします。その意図、射程、方法などについてディスカッションを行います。ぜひご参加ください。
日時:2018年2月17日(土) 14時─17時30分
場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター C2棟 217室
主催:建築論研究会
共催:日本建築学会 近畿支部 建築論部会
プログラム
主旨説明「生活圏研究の構築に向けて」田路貴浩(京都大学)
発表1「増田友也『ethnosの風景』について」市川秀和(福井工業大学)
発表2「京都東九条における密集化とスポンジ化」中村景月(京都大学)
コメンテーター:松本裕(大阪産業大)、下川勇(福井工業大)
入場無料、定員30名
閉会後、懇親会もあります。
参加申込先:
研究会および懇親会のご参加は下記宛てにお申し込みください。
中村景月(京都大学博士課程)[email protected]
